カイユウの涙

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琵琶湖おなじみ?「ビワコムシ」って知ってる?

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「ビワコムシ」って何?

ワコムシは俗称で、オオユスリカです。

見た目は蚊のようですが、人や動物を刺すことも、血を吸うこともありません

ワコムシはイメージ通り、生活排水がたくさん入り込んだ汚いところにも発生したり、普通の川はや渓流にも発生します。

琵琶湖の場合は、生活排水がたくさん入り込んだ汚いところに発生しています。
高度成長期に琵琶湖の南側に住宅地ができ、生活排水が琵琶湖に流入したことによって発生するようになりました。

 

分類は迷惑害虫、でも、実は悪い虫じゃない!?

琵琶湖の発生地域では、壁にびっしりビワコムということもあるらしく、蚊みたいだし、見た目が気持ち悪いため、迷惑害虫に分類されています。

でも、実際は、悪いのは見た目だけみたいです。

有機物を餌とするビワコムシは琵琶湖の水を綺麗にしてくれる上に、琵琶湖周辺に生息する鳥や虫の餌となったりして、生態系には必要な存在なのです。

自治体は大量発生して苦情が来ても、実害もなく自然環境には必要な存在なので駆除したりはしないそうです。

 

それでもやっぱり迷惑害虫

ワコムシは、春と秋に大量発生します。

悪い虫じゃないと分かっても、窓やドアを開ける際、注意が必要だったり、洗濯物が外に干しづらいことを考えると、頭が痛い問題ですね。

プランクトンが豊富な年は、幼虫の餌となるため、大量発生してしまうのです。

新たに引っ越して来た人にとっては、たまたま多量発生の年だったりすると、琵琶湖湖畔の素敵なイメージと少し違ってしまうことがあるのかもしれません。

 

ワコムシの命

環境保全の観点から、見た目が悪いというだけでは、自治体に期待するのは難しいかもしれません。

でも、ビワコムシにはちょっと同情したくなるような側面があるのです。
実は、ワコムシは成虫になってしまったら、餌を食べることはできず、数日以内に死ぬ命なのだそうです。そのため、効率よく命を繋ぐために、蚊柱を作ります。

理由は何であれ気持ち悪いものは気持ち悪いのですが、蚊柱は死力を尽くしての行為だと思って見れば、少しは違って見えるかもしれません。